中学生ゲーマーインタビュー

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中学生ゲーマー/こいし♪さん

できないことに常にチャレンジしながら、
強くなっていくのが楽しい!

中学生ゲーマー/こいし♪さん

[プロフィール]

  • 生年月日/2007年5月14日(13 歳)
  • eスポーツ歴/1年7か月
  • ぷよぷよ歴/9年(4歳からプレイ)
  • 得意科目/数学、家庭科
  • 将来の夢/ぷよぷよプロプレイヤー
  • 実績/茨城国体2019 文化プログラム ぷよぷよ部門 小学生の部 優勝

チャレンジしながら、強くなっていく!

こいし♪/
初めてプレイしたゲームは「ぷよぷよ」で、4歳の時。最初はよくわからず、ただ遊んでいる程度でしたが、他のプレイヤーの動画を見てマネをしているうちに、もっとうまくなりたいと思うようになり、できないことに常にチャレンジしながら、強くなっていくのが楽しくなりました。そこをクリアすると、プレイはどんどん面白くなります。ずっと父がプレイを楽しんでいる姿を見てきたので、その影響も大きいと思います。
ゲームプレイ中のこいし♪さん
お父さん

本気の対戦で、楽しくなる!

お父さん/
自分もゲーマーなので、特別な目では見ていませんでしたが、一生懸命打ち込んだのが、たまたまゲームだったのだと思います。「ぷよぷよ」も、最初は私の方が強かったので、一緒に対戦しながら教えたりしていましたが、2年ほどで勝てなくなりました(笑)。彼は集中して「ぷよぷよ」ばかりプレイしていたので、その時間の差が大きいと思います。本気で取り組むようになったのは、「ぷよぷよeスポーツ」というオンラインゲームが出てから。全国の強豪プレイヤーとの対戦で、予想以上に互角に戦うことができたので、そこから楽しくなったようです。地元で開かれたeスポーツの大会に出場した際、プロの方と知り合ってアドバイスをもらうようになり、どんどん成長していきました。

対戦を通じて増えていく、友だちや仲間

こいし♪/
ゲームで強くなるには、たくさん練習して強いプレイヤーと対戦し、いろいろ工夫しながら努力を重ねることが大事だと思います。ネットで5,000試合くらい対戦してきて、多い時は1日7~80試合、休みは一日中、時間を忘れてプレイに没頭し、もうこんな時間だ!ということもありました。対戦を通じて、友だちや仲間は自然と増えます。ライバルですが、プレイを通じて自分や相手のいいところ・悪いところ、弱点、改善点などが見えてくるので、それを教え合いながら、お互いプラスになるようプレイしています。どうすれば強くなるかを考えて、その結果がプレイで出せた時は楽しいし、手応えを感じます。
インタビューにお答えいただいているこいし♪さん

ゲームで、人は変化し成長する

お父さん/
大会に出る前は、「なんとなく」勝てていたのだと思います。でも、大会の場で本当に強いプレイヤーと出会い、彼自身の「ぷよぷよ」に対する考え方が変わったのを感じました。それまでは相手を見ていないところがあったのですが、勝つにはどうすればいいか、「考える」ことに集中するようになった。そこからゲームに向き合う姿勢が明らかに変わり、新しい世界に踏み入ったと思います。
また、真剣に相手と向き合い、特に目上の方と関わる中で、挨拶や礼儀がきちんと身についていったことも嬉しい成長でした。
インタビューにお答えいただいているお父さん
インタビューにお答えいただいているこいしさんとお父さん

めざすは、プロとして優勝すること

こいし♪/
今後の目標としては、「ぷよぷよ」のプロプレーヤーになり、プロの大会で優勝できるようになることです。
お父さん/
定期的に指導を受けているプロの方からも、“ちょっと先が怖い”と言われるレベルにはなっているようなので、頑張れば、将来、全国のトップレベルにはなれるのではないかと思っています。期待はしているけど、強要はしませんが(笑)。一生懸命やると結果が出ることは自分で体感しているので、このまま続けていけば強くなるでしょうし、結果に結びつくと思います。
今はオンラインが充実し、全国の人と気軽に対戦できる環境が整っています。
親としてゲームに抵抗を感じる方もいらっしゃると思いますが、もし子どもがゲームをやりたいという気持ちを持っているなら、一生懸命やって腕試しをしてみて、そこでもっと強くなりたいと思うなら続けさせればいいし、心が折れてしまうなら、終わりにすればいい。とにかく一度、この世界にトライしてみてもいいのではないでしょうか。ゲームを通じて、小さい頃に年齢や世代も異なる人たちと関わる中で、相手としっかり関係をつくる力や社交性を育むことは、成長につながる大きな経験になると思います。